ジャックラッセルテリアってどんな犬?【 ジャックラッセルテリア・ブリーダーズ 】

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ジャックラッセルテリアってどんな犬?

ジャックラッセルテリアの魅力


ジャックラッセルテリアの子犬「とにかく元気でパワフル!」そんな言葉がぴったりなのが、
ジャックラッセルテリアです♪

活動的でアクティブなパートナーをお探しの方に、
特におすすめできる犬種だと言えます。

多くの犬種を掛け合わせて狩猟犬としての資質を高める
よう作られたことから、「世界一有名なMIX犬」なんて
いわれていたりもするんですよ。

狩猟犬としての資質の高いジャックラッセルテリアですので、
その作業意欲はお墨付きです。

訓練はもちろん、アジリティやディスクドッグなど、
高い訓練性能を活かして、様々なドッグライフを
楽しむことができる犬種でもあります。

ちょっぴり首をかしげて、人の話をジッと聞く…そんな愛らしい面も
持ち合わせた万能の小型犬といってもよいでしょう。

ジャックラッセルテリアの歴史


ジャックラッセルテリアは、「この人がいたから生まれた犬種である」と言って
もいいほど有名な人物がいます。

その名も「ジョン(別称ジャック)・ラッセル牧師」といいます。

当時、きつね狩りに夢中になっていたラッセル牧師は、町で見かけた
フォックス・テリアタイプの犬に一目惚れ、自分もラフコートのテリアと暮らし始めます。

「トランプ」と名づけられたその犬を基礎にし、キツネ狩りをするための
性質を強く持つワーキングテリアの作出に取り組みます。

とにかくキツネ狩りに使用するための資質を持っている犬に作り上げることに
こだわったラッセル牧師は、見た目よりもその性質・性格に重点を置き、
多種多様なテリアやワーキングドッグとの交雑を行っていきました。

そんなところから「世界一有名なMIX犬」などと呼ばれるようになったようです。

ジャックラッセルテリアは、ラッセル牧師によってイギリスで作出された犬で、
もちろん原産国はイギリスとなります。

でもその後、オーストラリアに渡ったジャックラッセルテリアがドッグショーや
ペットして飼うことを目的として改良されていきます。

このことから、オーストラリアは、
ジャックラッセルテリアの改良国と言われるようになりました。

ジャックラッセルテリアは、他の犬種に比べると比較的新しい犬種です。

長い間単犬種団体によって守られてきた犬種で、
FCIの公認犬種として認定されたのは、なんと2000年のことでした。

日本のJKCではそれよりも少し早く1995年に公認犬種として認定しています。

映画の主役として一気に認知度が上がったジャックラッセルテリアですが、
多犬種団体に公認されたのは、まだ数十年ほど前のことだったなんて、
ちょっと驚いたのではないでしょうか?

ジャックラッセルテリアの特徴


ジャックラッセルテリアの子犬 ●ジャックラッセルテリアのスタンダード

犬のスタンダードとは、犬の純潔性を守るためその犬の理想の
形態や気質などを細かく定めたものです。

多くのブリーダーたちは、そのスタンダードに書かれた「ジャック
ラッセルテリア」を目指して、日々努力を重ねています。

まだドッグショーで活躍する犬達も、どれだけスタンダードに近い
のかを競い合い、一定の結果を出した犬がCH(チャンピオン犬)
として認められます。

ここでは、JKC(ジャパンケンネルクラブ)が定めるスタンダードから
この犬種の特徴を、わかりやすく簡単にまとめてみたいと思います。


1.見た目(一般外貌)

まず、全体的な体のバランスとして、次のような記述がされています。

・力強く行動的でしなやかなワーキングテリアである。
・中位の体長の柔軟なボディが大きな特徴である。
・そのスマートな身のこなしは鋭い表情に合っている。
・断尾は任意であり、被毛はスムース、ラフまたはブロークンである。


2.体のバランス(重要な比率)

さらに、ジャックラッセルテリアの重要な特徴として、
次のような比率があげられています。

・体高よりも体長が長い。
・胸深は肘から地面までの前脚の長さと等しい。
・肘の後ろの胴回りは約40~43cmである。

体高は、キ甲(肩の付け根で、一番高い部分)から地面までの高さを指しています。

体長は、胸の先端(一番出ているところ)から、
お尻の先端(やはり一番出ているところ)までの水平な長さを指します。

胸の深さや胴回りなどについてもきっちり記述してあるのは、キツネの穴に入り込んで
獲物を追うワーキングテリアとして、その大きさも重要ということなのでしょう。


3.習性/性格

・鋭く知的な表情を持ち、活発であり、機敏で活動的なテリアである。
・大胆不敵。
・友好的だが、沈着冷静である。

スタンダードには、その犬種のあるべき姿が書かれていますが、それだけではなく、
こうなってはいけないと言う問題点なども書かれています。

その重要度によって、犬種の特徴として好ましくないもので、ドッグショーなどではハンデになる
欠点や、さらに問題として大きいものとして重大欠点、犬種として排除していかなくてはならない
問題点の失格など、いくつかの段階に分けられて記述されています。

ジャック・ラッセル・テリアの欠点や失格事項はあまり多くなく、
他犬種に比べると少ないくらいと言ってもよいでしょう。

その数少ない欠点の中に、習性/性格について次のように触れられており、
それだけジャックラッセルテリアにとって、ワーキングテリアとしての性質が
重要であることが伺われます。

・テリア・キャラクターの欠落。
・鈍い、または不健全な動作。


4.頭部

他の犬種同様、ジャックラッセルテリアもやはりその頭部に大きな特徴が集まっています。
特に重要な目と耳についての記述を見てみましょう。

◎ 目
・小さくダークで鋭い表情である。
・目は決して突出していてはならず、眼瞼はぴったりとしている。
・目縁はブラックである。
・アーモンド型である。

◎ 耳
・きめ細かいボタンイヤーまたは垂れ耳でよく動く。


5.胸部

・幅広いというよりはむしろ深く、地面から十分な余裕があり、
 下胸は、地面とキ甲(肩の付け根で、一番高い部分)の間の中間に位置する。

・肋骨は背骨から十分に張り出し、側面で平たんになり、肘の後ろの胴回りは両手で握れる程、
 つまり約40~43cmである。


6.尾

尾については次のように記述されています。

・静止時は垂れ下げていてもよい。
・動いているときは直立する。
・断尾をする場合、その先端は耳と同じ高さでなければならない。

7.被毛(コート)

◎ 毛質(ヘアー)

・スムース、ブロークンあるいはラフ。
・風雨に耐えられねばならない。
・スムース又はブロークンにするために被毛を抜き取ってはならない。

ジャック・ラッセル・テリアの毛質は3種類あります。
それぞれの特徴を簡単にご紹介しておきましょう。

スムース
  つるつるした手触りの短い毛。顔や顎などにも長い毛はまったくない。
ラフ
  少し長めで堅い毛。ほんの少しウェーブがあるが、縮れたりはしていない。
ブロークン
  被毛が長めで顎ヒゲがある。

◎ 毛色(カラー)

・ホワイトが優勢でなければならず、ブラックまたはタン、
 あるいはブラックとタンのマーキングがある。
・タン・マーキングはごく明るいタンから、たいへん濃いタン(チェスナット)まである。


8.大きさ(サイズ)

理想体高:
  25~30cm

理想体重:
  体高5cmに1kgが相当する。
  つまり、体高25cmの犬の体重は約5kg、体高30cmの犬の体重は約6kgとなる。
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